資産運用を考える上で、覚えておいて便利な考え方に72の法則があります。これは手元にある元本が2倍になるまでに必要な年利と年数を簡単に計算できる法則を言います。
たとえば手元にある100万円の元本を20年かけて2倍にするため必要な年利を求めるためには
72÷20年=3.6%
となります。つまり20年で元本を2倍にしたいのであれば年利3.6%で運用すれば良いという計算することができます。
また逆に年利2%で運用した場合、元本が2倍になる年数を知りたい場合は
72÷2%=36年
となります。つまり年利2%で運用した場合、元本を2倍にするためには36年間の時間がかかると計算することができます。
ここでの注意点はこの計算方法は資産運用を複利で運用することを前提としており単利を前提とした場合には使えないということです。
この法則に従って考えると日本の普通預金利率が0.001%の現在、銀行にお金を預けて元本が2倍になるために必要な年数は
72÷0.001%=72,000年
かかる計算になります。どんなに長寿の方でもこんなに長生きすることは不可能ですよね。。。
このような点からも手元にある資金は銀行に眠らせておくだけでは私たちは一生資産を増やすことはできないし、資産を増やしたいのであれば預金以外の方法を検討する必要があるという考えになりますね。
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