会社の先輩は入社後すぐに自動車ローンを組んで数年おきに車を乗り替えていた人がたくさん、いました。当時は自分だけの自動車を所有する満足感、達成感にお金を支払うことに価値を見出す人がたくさんいました。
しかし現在はICTの発達で宅配サービスやレンタルなど数十年前と比べられないくらい簡単で便利に様々なサービスを受けることができるようになりました。極端に言えばモノを所有しなくても必要なときにレンタルし使った分だけ支払うとうスタイルが定着してきました。
レンタカーはもちろん、今では服、靴などもレンタルできるサービスもあるようです。
コロナの発生によって人の生活様式も変わり在宅ワークを始める人が増えたことでスーツやネクタイの売上が激減しています。このような状況では年1回着るか着ないかのスーツは購入するよりレンタルした方がリーズナブルになるという考えが合理的なります。
私自身もモノに対する所有欲は薄く必要な時に必要な時間だけサービスを利用するという考えが経済的にも環境的にも合理的だと考えています。
まだ実現するのは先になるかもしれませんが私たちが住んでいる住宅なども1日いくらで貸し出すサービスが一般的になり自宅を購入するという選択肢がマイナーになるかもしれないと私は考えています。
日本ではいまだに持ち家信仰が根強く、家は人生最大の買い物であると考える人も多いようですが、地震や自然災害が多くなっている状況、人口減少による住宅需要の減少などを考えるとその時々のライフスタイルにあった住宅を賃貸し、ニーズが変われば別の住宅に引っ越すというライフスタイルが今後の日本で生活していくうえでは合理的なのではないかと考えています。
こういった観点から私は今後はあらゆるものが所有から使用という流れに変わっていくのではないかと考えています。
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