サラ金と住宅ローン、違いってある?

人生

借りたお金、借金は借りた元本に利息を付けた金額を返さなくてはいけなくなります。

ですので借金はできるだけしないことに越したことはありません。自分の収入内に支出を抑えることが理想的です。

ただ借金は借金でも借金の形態によって人が抱く印象は様々です。

例えばあなたの友人が

「消費者金融から50万円借りてるんだよね。」

と言いました。また別の友人が

「銀行で住宅ローンが3,000万円組んだんだよね。」

と言いました。

私たちはこの2人にどんな印象を受けるでしょうか?

おそらく多くの人が住宅ローンの借金よりも消費者金融の借金のほうにネガティブな印象を持つと思います。なぜなら消費者金融の利息は高く、多重債務者が多いというイメージがあるためこのような業者に借金をすることは危険、危ないと感じるからです。

一方、住宅ローンは使用使途が住宅購入に限定されており、利率も消費者金融に比べれば低いです。また住宅ローンはマイホームを購入する際、多くの人が使用していることもあり消費者金融の借金に比べればイメージはそこまで悪くありません。人によってはマイホームを買ってこと一人前だと考える人もいるのでそんな人からすると住宅ローンはむしろポジティブな印象を持つかもしれません。

しかしこのような考えは正しいでしょうか。私は少し違うと思います。

消費者金融から借りた50万円であろうと住宅ローンの3,000万円だろうと実態はどちらも借金であることに違いはありません。お金自体には良い悪いという意味はないですし、借金する目的が変わることによって返済しなければいけない元本が減るわけではありません。私たちはどこから借金しているかというところに目が行きがちで、そこが消費者金融でなく銀行であれば何だか安心しがちです。しかし上の事例ではす消費者金融の場合は50万円に対して住宅ローンの場合は3,000万円です。元本規模では60倍もの差があります。

二人の友人の資産状況にもよりますが、借金という意味では消費者金融へ返済するよりも住宅ローンへの返済額の方が圧倒的に大きく借金リスクとしては住宅ローンの方が高いです。

このように私たちは借金と聞いたときに無意識のうちに良い悪いを判断しがちですが借りている金融機関、借りている目的がどうであれ借金は借金であることに変わりがなく、必ず返済しなければならないということを肝に銘じておくことが重要です。

借金する場合はどんな目的であれよく検討してから借りることが大事です。

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