NISA口座で投資を始めよう

証券口座をつくろうでも書きましたが今の時代、銀行にお金を預けても金利が0.001%で全く財産形成に役に立ちません。100万円を1年間預けていても10円にしかなりません。税金が引かれると8円にしかなりません。会社の給料も今後右肩上がりの保証もないのでいろんな方法で財産形成を図れるようにしていきましょう。

財産形成の方法には色々な方法がありますがその中で私がお勧めするのが投資です。投資とは会社が発行する株式を購入して資産の増加を狙う方法です。投資の利益には2種類あります。

1つは株価の上昇によってえらる利益、キャピタルゲインです。たとえば100円で買った株式が200円に上昇した場合、差額200-100=100円がキャピタルゲインになります。

もう1つはインカムゲイン(配当)です。これは会社が生み出した利益を株式を購入した人に配当(分配)という形で還元します。たとえば100円の株式の配当率が3%とすると配当は3円になります。配当を出すか出さないかは会社によって様々です。配当を出すタイミングも年2回もあれば年4回のところもあります。こちらも株式によって様々ですので株式を購入する前に事前にチェックすることが必要です。

このキャピタルゲインとインカムゲインにはそれぞれ得られた利益の約20%が課税されます。ですのでたとえばキャピタルゲインが100円であれば20円が税金として徴収されのこりの80円が手元に入ってきます。ただしこの税金を支払わず100円まるまる手元に入れることができる制度があります。

それが今回紹介するNISA制度です。NISA制度は投資で得られた利益について課税されない制度です。これは貯蓄から投資へとお金の流れを変えたい日本政府が主導して導入している制度で怪しいものではありません。NISAには積立NISAと一般NISAの2種類あります。

①積立NISA

こちらは年間投資額の上限が40万円で投資商品が国が定めた基準を満たした商品に限られます

②一般NISA

こちらは年間投資額の上限が120万円までで投資商品は国内株式、外国株式、投資信託など幅広いです。

NISAを活用する際は積立NISAと一般NISAのどちらかを選択しなければいけません。私のお勧めは積立NISAです。その理由は積立NISAの非課税期間は20年間で一般NISAの5年間よりも長いからです。また投資対象が国が予め定めた基準を満たした商品に限られますので儲からないリスクが高い金融商品はすでに除外されています。

NISA口座を開設できるのは20歳以上の成人で一人につき1口座です。ですので結婚して10歳の子供がいる3人世帯の場合は夫と妻の計80万円がNISAの上限枠として使用できます。またNISA枠のリサイクルは不可能です。これはたとえば40万円の枠で商品を購入して1か月後に売却し、その後、NISA枠で40万円の商品をNISA枠で買うことが不可能という意味です。つまり一度NISA枠で商品を金額はその商品を売却したとしてもNISA枠は復活しないということです。

NISA制度は上記のような条件がありますが約20%の課税をしなくて済むという点では優れており資金がある人は活用して損はない制度になります。NISA制度を利用するためには証券口座を作る必要があるのでまず証券口座の開設から始めましょう。

証券口座を開設するためには証券会社を選ぶ必要がありますが前回の記事でも書いた通りお勧めの証券会社はネット証券会社でSBI証券、楽天証券などを選んでおけば間違いないでしょう。

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