以前の記事でもお伝えした海外オフショア保険、約年利4%ほど見込める金融商品だったのですが今回色々、あって解約を検討することにしました。
解約を検討する理由を以下で説明していこうと思います。
①現地保険会社スタッフへの高依存
②日本国内での換金手段の少なさ
③免税メリットを受けられない
④国内でも代替投資手段がある
①現地保険会社スタッフへの高依存
一番大きい懸念点はこれでした。保険加入当時、現地保険会社のスタッフと対面して色々と相談を乗ってもらっていました。運よくスタッフの方も日本語を話すことができ円滑にコミュニケーションが取れました。ただすべての契約文書については英語or広東語です。英語や広東語の契約文書を完全に理解することは日本語で育ってきた人間としてはかなり難しいです。そのため現地スタッフの方の協力を得て何とか契約は完了できました。
ただこの保険は長期間保有が必要で10年超の保有も珍しくありません。そうした場合、日本語が話せる現地スタッフが10年後も在籍してくれるかは不透明です。実際、海外の働き方は色々な会社に転職しながらスキルアップしていくというのが基本で香港の場合もこの考えに近いと感じました。
このような背景の中、唯一の頼りになる現地スタッフの方に手続面でかなり依存してしまっている状態に不安を感じました。
②日本国内での換金手段の少なさ
次に解約した場合の換金方法ですが解約後、海外小切手が郵送されてくるようです。この海外小切手を銀行に持ち込んで換金するのですが、日本の場合、この海外小切手、ほとんどの銀行、メガバンクでさえも換金不可なのです。
色々、調べた結果、唯一対応してくれる銀行がSMBC信託銀行プレスティアでした。しかも換金するためには銀行口座を保有していなければいけませんし、換金手数料も小切手一枚当たり5,000円かかるとのことでした。このような日本国内での換金手段の少なさも懸念点の1つでした。
③免税メリットを受けられない
次は税金面です。香港在住の場合は解約で生じた返戻金に対して税金はかかりません。ただし日本在住の場合はこの返戻金は一時所得or雑所得扱いになり一定の金額を超えた場合は課税対象になるようです。このように日本国内にいる場合、税金面での優遇が受けられない為、日本在住者としてはこの保険は税金面で魅力的ではありません。
④国内でも代替投資手段がある
私がこの保険を契約した時は5,6年前でしたが当時は投資の方法として国内株式ぐらいしか思い浮かびませんでした。ただ3年前に帰国して色々、情報収集したところ国内でも米国株が購入出来たり全世界に簡単に投資が可能であることが分かりました。実際、帰国後は米国株式の投資信託に資金を投入していますし、実際に資産も増加しています。このような環境下でわざわざ、オフショア保険を継続するメリットが少ないと感じました。
以上、4点をご説明しましたが私の場合、すでに契約をしてしまっているので解約手続きに入らなければいけません。こらからオフショア保険を解約し入金できるまでの手続や進捗をこの場で共有していこうと思います。
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