社会人になってから読んでよかった思う書籍を紹介します。まずは金持ち父さん貧乏父さんです。この本は今後お金に苦労したくなければどうすべきかという指針を私にくれました。私が心に残った点を要約します
①何が資産かを正確に判断し、資産でないものは購入しない
私が最重要だと思ったことがこの観点です。多くの人が資産という物の定義を理解していない為、資産でないものを資産だと思い込んで購入するためいつまでたっても豊かな生活を手に入れられないと本書では言います。綺麗な新築マンション、高級車、ピカピカのゴルフ用品、ブランド物など多くの人が資産だと思い込んでいますがこれらは必ずしも資産とは限りません。本書では資産とは「自分のポケットにキャッシュをもたらしてくれるモノ」と定義します。具体例を言うと株式、債券、投資信託などの金融商品などが挙げられます。新築マンションや高級車も売却すれば換金できるという点で資産かもしれませんが仮に1,000万円で買ったものが500万円の換金価値がなかったり、それらのものの状態を維持するために費用が発生するのであればそれは資産ではないと言っています。この点はその通りだと私も思いました。新築のマンションや新車なども一度ドアを開けたり道路を走った途端に中古扱いになり換金価値が一気に下がります(新築マンションは3割下がると言われます)。ですので不動産や車を購入するにしてもそれらが本当に自分のポケットにキャッシュをもたらしてくれるものかしっかり考えて購入が必要があるのです。
②収入がいくら上がっても支出を見直さなければ生活は楽にはならない
社会人になれば仕事に慣れていくうえで順調であれば昇給していきます。収入が増えるに従って生活も楽になるはずですが多くの人がそうはなりません。それは昇給するに従って支出も増えていくからです。現代社会はクレジットカード決済が普及しており収入以上の支出を容易に行うことができます。簡単にクレジットカードを使用してしまう人は年収が1,000万円になろうが1億円になろうがお金が足りないと苦しみます。つまり支出を抑えなければいくら収入が増えたとしても生活は楽にならないのです。
これは普通に考えれば理解できることなのですが、実際忙しい日々を過ごしていくとおろそかになりがちな観点です。
③金持ちは自分に必要な物を購入した残りから税金を払う
一般的に会社に勤めるビジネスマンは月々の給料からまず税金、社会保険料などが差し引かれます。それらが差し引かれ手取り額から自分に必要な物を購入します。しかし金持ちはまず自分たちが必要な物を購入して残った金額から税金などを支払います。
これは実際に何を言っているか理解しにくいですが自分に必要な物は経費で購入できるようなポジションにならなければ金持ちにはなれないということです。一般的なビジネスマンは源泉徴収制度で節税の余地はありませんが経費でモノを買える人=ビジネスオーナーになれば自分の必要な物を経費で購入し節税もできると言っています。つまり金持ちになるためにはビジネスオーナー=自分のビジネスを持っている人にならなければならないということをこの本では教えてくれてくれます。
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