ドル円の為替が1ドル130円近辺に来ています。実に20年ぶりの円安水準とのこと、20年前というと自分が高校生ぐらいの時だったので当時はここまで為替は意識していませんでした。
円安が原因で物価も上がっています。給料は増加しないのに苦しい状況です。輸入に頼っているエネルギー価格も上がっており、電気代、ガス代が高くなって困ったものです。
円安になると円自体の価値が相対的に下がるため実質的な資産額が目減りします。具体的に言うと日本円で1,000万円資産を保有している場合、為替がいくらになってもその1,000万円という金額に変動はありませんがその円安が進むと1,000万円で購入できるモノは少なくなってしまいます。
こういった状況で私たちが個人で自衛できることがあるとすれば自分の保有資産のポートフォリオを見直すことです。日本に住んでいる私たちは意識してにくいかもしれませんが全財産を円貨や日本株、国内の不動産で持っているということは日本国に全財産をベットしていることと同義になります。
このような状況では全財産の増減が日本経済のみの動向で大きく左右されるため見方によってはリスクが高いポートフォリオと言えます。
日本は今後の人口増加も見込めず、高齢化が進むため経済成長の余地はあまり望めないことを考えると円貨以外の通貨でも資産を保有しておいた方が安全だと私は考えています。
私の場合は今後も米国が依然として経済成長が続くこと、資本主義制度が法律的にしっかりしていることや株主保護が進んでいることなどを考慮して米国株のインデックス投資もしています。そのおかげで円安が進んだ場合、為替差益を得ることができ日本円の価値下落に対する対策もできています。
インデックス投資なのでずっと株価のボードを見る必要もないですし、5年、10年単位での中長期で保有を前提としているので日々の株価変動は関係がありません。
今後の為替が円安に進むのか円高に進むのか読めない私のような人は総資産の半分を円建資産、残り半分をドル建て資産で持っていても良いと思います
参考書籍
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